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【Q-002】日本の銀行で外貨預金するのと、海外の銀行に口座を持つのとでは何が違いますか?
日本の銀行で米ドル預金をした場合、ドル資産はアメリカのコルレス(中継)銀行に預けられており、国内金融機関はその資金を顧客の口座にクレジット(記帳)しているだけです。日本の銀行が直接ドル資金を運用しているわけではないので、事務管理コストの分だけ現地(アメリカ)の銀行より預金金利が低くなります。 さらに、日本の金融機関は米ドルの決済ネットワークにアクセスできるわけではないので、米ドル建てのATMカード(クレジットカード)や小切手帳は発行できません(一時期、東京三菱UFJ銀行や三井住友銀行が国際キャッシュカードやインターナショナルカードを発行していましたが、現在は新規発行を取りやめています)。シティバンク銀行ではドルカードが発行されますが、年会費45米ドル、ATM利用1回につき2米ドルがかかります)。 こうした事情はユーロやポンドなどほかの通貨でも同じで、現地の銀行に口座を持ったほうが金利面でも、決済手段としてもはるかに優位性があります。 <最終更新:2012/07/01>
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