【Q-001】個人投資家でも取引できる世界の金融商品にはどのようなものがありますか?
海外の金融機関で取引できる金融商品には大きく分けて以下のものがあります。 (1) 外貨預金:海外に銀行口座を持てば当座・普通・定期などの外貨預金が可能。マルチカレンシー口座を持つところも多い。 (2) 外国株式:アメリカ、ヨーロッパ、香港・シンガポールなど、世界の主要株式市場に上場されている優良銘柄に投資可能。 (3) ETF(上場投信):米国市場に1000本以上が上場。S&P500やNASDAQ 100などの株価インデックス、エマージングを含む世界各国のインデックスのほか、債券指数・REIT指数や金・石油などの商品にも投資可能。 (4) ADR(米国預託証券):世界の主要企業の株式がニューヨーク市場やNasdaqで取引できる。トヨタ・ソニーなど日本企業からBRICS(ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)の高成長企業まで。 (5) GDR(国際預託証券):ADR以外のDR(預託証券)を総称するが、その多くはロンドン市場に上場されている。中東や東欧などの優良企業に投資できる。 (6) エマージング株式:ADRやGDRを上場していなくても、直接、現地の証券会社に口座を開設すれば取引できるようになる。代表的なのはベトナムだが、東アジア・東南アジア諸国はもちろん、中南米、ロシア・東欧、中東・アフリカなど、非居住者の外国人にも株式取引の門戸を開いているところは多い。 (7) REIT(上場不動産投信):アメリカ、ヨーロッパ、アジアなどの株式市場に上場されているREITを使って世界の不動産に投資できる。 (8) 外国債券:米国債・社債を中心に、さまざまな利付債・割引債をオンラインで売買できる。 (9) ミューチュアルファンド:アメリカ国内で販売されている会社型投信。アメリカのオンライン証券を通じて取引できる。 (10) オフショアファンド:オフショアで設立されたファンドの総称。東アジアの営業拠点は香港・シンガポールなので、証券会社を通じても投資できる。 (11) デリバティブ:シカゴ、ニューヨーク、ロンドン、フランクフルト、香港、シンガポールなど世界の主要先物市場でデリバティブ取引ができる。 (12) 為替FX:海外の金融機関を通じて為替FX取引をすることが可能。 (13) ヘッジファンド:独自の戦略で“絶対利益”を追求するファンド。最低投資額は100万ドルが基準。個人投資家向けヘッジファンドは5万ドル程度から。 (14) オフショア生保:オフショア版変額保険。ファンドだけでなく、個別株や債券なども保険口座に組み込める。 (15) プライベートバンク:富裕層向けの金融機関。一任勘定で資産運用できる。最低預金額は100万ドルが基準。 <最終更新:2012/08/01>
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