香港豆知識6
空港で両替せずにすむ方法
香港国際空港内の両替所はレートが悪いことと態度が悪いことで世界中の旅行者に知られている。銀行窓口が開いていない休日や深夜だと、両替というより「ボッタクリ」に近い。
しかしこの本を読んで香港の銀行に口座を開けば、もう二度と旅の最初に嫌な思いをすることはない。
香港国際空港に着いたら、そのまま到着フロアからエアポートエクスプレスの改札に直行しよう。改札の手前にHSBC(香港上海銀行)とIBA(港基銀行)のATM機があるからだ。
香港上海銀行か恒生銀行のATMカードがあれば、HSBCのATMから香港ドルを引き出すことができる。シティバンク香港やスタンダード・チャータード銀行など、それ以外の銀行は「銀通」のATMネットワークに入っているので、IBAのATMから出金可能だ。これで、悪名高い両替商の世話にならずに済む。
銀通のATMを利用するにあたって、シティバンク香港利用者はちょっと注意が必要。シティバンクのシステムは全世界共通でATMの暗証番号は4桁。それに対して香港の他の金融機関が使う暗証番号は6桁。そのため4桁の暗証番号の最後に「00」を加えて6桁にするテクニックがいる。
ATMが広東語表示のみの場合は、慌てずに「提款(引出し)」を選択しよう。
なお、香港の両替商の名誉(?)のために付け加えておくならば、街の両替商は銀行に負けない両替レートを出している。ただし、大金を持ち込むのは安全上、問題がある。
香港国際空港のATM