小富豪のためのハワイ極楽投資生活・入門


ハワイに関する10の誤解

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1)ハワイとはワイキキのことである

 昔も今も、ホテルやコンドミニアムの建ち並ぶワイキキはハワイでもっとも賑やかな観光名所です。

 ハワイにはワイキキWaikikiのあるオアフ島以外にも、マウイ、カウアイ、ビッグアイランド(ハワイ島)などの島々があることを知識として知っている人は多いでしょう。それでも現実には日本人観光客の大半はワイキキしか訪れず、長期滞在者の多くもワイキキのコンドミニアムか、カハラKahalaやハワイカイHawaiiKaiなど周辺の住宅地に暮らしています。現地に長年暮らしている人がワイキキ以外はまったく知らないということも珍しくありません。しかし、これはあまりにもったいない話です。

 ハワイの魅力は、ひとつの地域で多様な自然環境を楽しめることにあります。

 地球物理学的に言えば、ハワイは太平洋プレート上の火山活動によって生まれた島々です。太平洋プレートは1年間に6cmのスピードで北西に移動しており、それに沿って次々と火山島が生まれました。ハワイ諸島の中でもっとも古いのはカウアイ島で、500〜600万年前の火山活動のよって誕生したと考えられています。次いでオアフ島が400万年前、マウイ島が約130万年前に生まれ、もっとも新しいビッグアイランドでは現在も火山活動が続いています。

 「ガーデンアイランド」とも呼ばれるカウアイ島は、映画『ジュラシックパーク』のロケ地にもなった熱帯雨林の生い茂る美しい島です。それに対して火口から噴煙の立ち昇るビッグアイランドは、陸地の多くがいまだ溶岩に覆われている若々しい島です。

 また同じひとつの島の中でも地域によって気候は大きく変わります。たとえばビッグアイランドでは、標高4,205mのマウナ・ケア、4,169mのマウナ・ロアのふたつの高山が北東からの貿易風を防ぐため、島の西側にあるカウルア・コナではほとんど雨が降らず、ハイウェイに沿ってどこまでも荒々しい溶岩台地が続きます。

 それに対して東側のヒロは年間降水量3,200mmを超える全米でもっとも雨の多い地域で、周辺は鬱蒼とした熱帯雨林に囲まれています。さらにはマウナ・ケアの山頂付近は冬には雪が積もり、その気になれば海水浴と雪遊びを同じ日に楽しむことができます。


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