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【Q-002】申込書に「共同名義の権限」とありますが、これは何ですか?
共同名義で口座を開設する場合、とくに断りがなければ、名義人のうち誰かひとりのサインで資金移動ができ、名義人の誰かが死亡した場合は残された名義人が自動的に全資産を引き継ぐことになります。ただし欧米の金融機関では、口座名義人の権限の範囲を指定することも可能です。 通常は以下の2つを指定します。 (1) Signing Arrangement:サインについての取り決め 口座管理に関する指示において、「Either one of the account holders sign singly (口座名義人のだれかひとりのサインで指示できる)」か、「Both account holders sign jointly(名義人全員のサインが必要)」かを選択します。 後者を選ぶと、名義人全員のサインが揃わないと資金移動などができなくなってしまいます。通常は前者(Either)を選択します。 (2) Ownership by Two or More Persons:口座所有に関する取り決め 「Joint Tenants with Rights of Survivorship(略してWROS。生存権を伴う共同所有)」か「Tenants in Common(一般的な共同所有)」かを選択します。 WROSとは口座内の資産について持ち分を決めず、共同名義人は平等の権利を持ち、名義人のいずれかが死亡した場合は、資産は自動的に残りの名義人に引き継がれるものです。一方 Tenants in Commonは、資産の持ち分をあらかじめ決めておくものですが、名義人の死亡にともなって相続の手続きが発生するため、非居住者には認められないことが多いようです。 <最終更新:2009/02/01>
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