連絡先

 
【フィリップ証券】
●住所:Phillip Securities Pte Ltd.
          250 North Bridge Road, #06-00
          Raffles City Tower
          Singapore 179101

●電話番号:+65-6533-6001
               *月曜~金曜日 9:00AM~6:30PM〈シンガポール時間〉

●HPアドレス:http://www.phillip.com.sg/

●Eメールアドレス:poems_enquiry@ phillip.com.sg
 
 
【フィリップ・フューチャーズ】
●住所:Phillip Futures Pte Ltd.
          250 North Bridge Road, #07-01
          Raffles City Tower
          Singapore 179101

●電話番号:+65-6538-0500
               *月曜~金曜日 9:00AM~6:00PM〈シンガポール時間〉


●Eメールアドレス:futures@ phillip.com.sg

口座の特徴

 
メリット

●ひとつのプラットフォームで証券取引(株式、ファンド、債券)とデリバティブ取引(先物・為替FX)が可能

●SGX、大証の日経225先物・オプションのオンライン取引が可能

●為替FX、ミニ為替FXに対応

●日本から郵送で口座開設可能


デメリット

●証券と先物口座を別々に開設しなければならない

●口座を統合すると、先物取引の専用プラットフォームが使えなくなる


口座開設の条件

【フィリップ証券】
●必要書類:
<郵送の場合>口座開設申込書+W-8BEN(Eメールで請求して送ってもらう、要サイン認証)
          パスポートのコピー(要認証)
 
<窓口の場合>パスポート

●手続き方法:郵送、現地窓口

【フィリップ・フューチャーズ】
●必要書類:
<郵送の場合>口座開設申込書+サイン登録カード
                     (ネット上のフォームまたはEメールで請求、要サイン認証)
           パスポートのコピー(要認証)、
           住所証明書類(現物、発行日から3カ月以内の銀行残高証明書)
 
<窓口の場合>パスポート
           住所証明書類

●手続き方法:郵送、現地窓口


口座の特徴

【フィリップ証券】
●取扱通貨:シンガポールドル、米ドル、香港ドル、日本円

●口座の種類:信託口座 Custodian、マージン口座 Margin Financingなど

●投資商品:シンガポール・日本などのアジア6市場、北米2市場、イギリス市場の株式取引、シンガポール・マレーシア・香港主要銘柄のCFD取引(差金決済による信用取引、カラ売り可)、シンガポールで登録されたオフショアファンド、短期シンガポール国債、上記4通貨のMMF

●利用ツール:インターネットツール「POEMS」、電話取引*   *市場による

●手数料:シンガポール株式売買手数料0.28%(最低25シンガポールドル)

●最低預入額:1,000シンガポールドル

【フィリップ・フューチャーズ】
●取扱通貨:シンガポールドル、米ドル、香港ドル、日本円、ユーロ、英ポンド、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、スイスフラン、カナダドル

●口座の種類:先物口座

●投資商品:SGX(シンガポール取引所)のほか、CME・CBOT・EUREXなどの世界の主要市場の株価指数先物、金利・債券先物、通貨先物・商品先物。大証の日経225先物・オプションや日経225ミニも取引可能

●利用ツール:インターネットツール「POEMS」、上位ツール「POEM Professional」など
●手数料:日経225先物1,200 円など。為替FXのスプレッドはドル/円2~3銭

●最低預入額:10,000シンガポールドル

概要

 
シンガポールのインターネット証券
  フィリップ証券 Phillip SecuritiesおよびフィリップフューチャーズPhillip Futuresはシンガポールの大手金融グループ、フィリップキャピタルPhillip Capitalの系列金融機関。1996年にシンガポール初のインターネット取引システム「ポエムズ POEMS(Phillip,s Online Electronic Mart System)」をスタートさせた。
  フィリップグループはシンガポール以外に香港、中国、マレーシア、タイ、インドネシア、スリランカ、イギリス、フランスで事業展開しており、日本でも老舗証券会社の成瀬証券を子会社化して話題になった。
  POEMSは証券と先物(+為替FX)を同一プラットフォームで取引できる先進的なシステム。証券とフューチャーズの両方に口座を開設し、口座を統合することで、株式、債券、ファンド、世界の先物、為替FX取引など多種多様な取引を実現した(「取引できる市場」参照)。

郵送でも口座開設可だが、電話での本人確認が必要
  両会社とも、日本から郵送で口座開設が可能。フィリップ証券とフィリップフューチャーズは別会社なので、それぞれ口座開設手続きが必要。申込書や必要書類も異なる。証券口座の最低預入額は1,000シンガポールドル、先物口座(フューチャーズ)は1万シンガポールドル。
  現地に行って口座開設手続きすることもできる。両社はラッフルズシティタワー Raffles City Towerの6階と7階に本社を構えているので、同時に訪問すると便利。
  現地で口座開設する場合は、パスポートと住所証明書となる発行3カ月以内の英文の残高証明書(フューチャーズのみ)があればその場ですべての手続きが完了する。
  郵送で口座開設する場合、証券は口座開設申込書(+W-8BEN)、パスポートのコピー、フューチャーズは申込書とパスポートのコピー、英文の残高証明書が必要になる。いずれも申込書の所定欄とパスポートのコピーに弁護士・行政書士などの認証が求められる。
  口座開設申込書の受付け後に本人確認の電話がかかってくる。内容はパスポート番号と生年月日などを確認する簡単なもの。

口座は預託・決済方法で区別
  フィリップ証券の口座は、決済方法や証券管理方法等の違いによってかなり複雑。大きく分けると、購入した証券をフィリップ証券に預託するか、シンガポール版の「ほふり(証券保管振替機構)」に当たる「CDP(The Central Depository Pte Limited=シンガポール証券中央預託機関)」に預託するかの違い。後者はシンガポール内に銀行口座を保有していることが条件になる。無料で保管してもらえる代わりに、売買のたびにフィリップ証券とCDPとの間で証券の移管が必要になり、手数料が発生する。
  フィリップ証券に預託する場合は、四半期ごとに信託手数料が発生するが、配当の受取りなど必要な手続きはすべて代行してもらえる(四半期に1回以上の株式売買があれば信託手数料も無料になる)。
  それぞれ信託口座とマージン口座があるが、信用取引はシンガポール国内に口座がないと利用できない。これらのことからシンガポール非居住者の場合、多くの人が利用できるのはフィリップ証券に預託をする信託口座 Custodian Accountということになる。
  信託口座でも、「CFD(Contract for Difference)取引」と「Excess Funds Management Services(MMF)」を追加することができる。
  シンガポールのマージン口座は日本の信用取引とは異なり、保有する株式を担保に株の購入資金を融資するタイプでカラ売りは不可。CFDは為替FXと同じ差金決済取引で、カラ売りもできる。
 「Excess Funds Management Services」は口座の預り金をMMFで運用するもの。元本保証ではないものの通常よりも高い金利が期待できる。

証券とフューチャーズの口座統合
  フィリップ証券のオンライン取引ツールが「POEMS」だが、フューチャーズではPOEMSの上位バージョンの取引ツールがいくつか用意されている。テクニカル指標を表示できるものや自動売買システムもあるが、このうち無料で利用できるのが「POEMS Professional」。オプションのネット取引が可能で、日本語版も用意されている。
  ひとつのプラットフォームで証券取引と先物取引を行なうには証券口座と先物口座を統合する必要があるが、そうするとフューチャーズの取引ツールが利用できなくなってしまう。日経225先物・オプションを取引する場合は「POEMS Professional」のほうが優れているので、口座を統合しないほうがいいだろう。

送金先は通貨ごとに異なる
  口座への入金は、電信送金を利用する。証券口座は、シンガポールドル・米ドル・香港ドル・日本円、フューチャーズの場合はこれらに加えてユーロ・英ポンドでの送金が可能。それぞれ送金先口座が異なる。
  送金手数料がもっとも安いのは、日本のシティバンク銀行からフューチャーズへの円送金。フューチャーズはシティバンクシンガポール Citibank Singaporeに円口座を持っているので格安の海外送金が可能(「海外証券口座」Q011「海外証券口座」Q012参照)。
  フィリップ証券/フューチャーズから海外への送金は担当者宛に送金指示のFAXを送ればいい。

証券口座と先物口座を併用するメリット
  口座はどちらか片方だけ開設することもできるが、両方の口座を併用することで得られるメリットは大きい。
  まず為替FXによって為替ヘッジができること。日経225ミニやS&Pミニを利用すれば、現物株の代わりにローコストでインデックス投資ができる。さらに、日本のシティバンク銀行からフィリップフューチャーズに送金された円資金は「FX Invest」で外貨に両替し、無料で証券口座に振り替えたり、DBS銀行などシンガポール国内銀行に送金できる。

シンガポールの銀行口座と組み合わせる
  フィリップ証券やフューチャーズを使いこなすには、シンガポール内の銀行口座と組み合わせるのがベスト。シンガポール国内に口座があればマージン口座も開設できるし、「EPS」と呼ばれるシンガポール国内の送金システムを利用して無料で入出金ができる。さらにはDBS銀行の口座と組み合わせれば、「Bill Payment(請求書払い)」機能を利用して手数料無料で資金移動が可能になる。

取引できる市場


エリア 証券
 

アジア

 

         
シンガポール SGX(シンガポール取引所)
香港 HKEx(香港取引所)
日本

TSE(東京証券取引所)

OSE(大阪証券取引所)

韓国* KSE(韓国証券取引所)
オーストラリア* ASX(オーストラリア証券取引所)
タイ SET(タイ証券取引所)
マレーシア**
KLSE(クアラルンプール証券取引所)
北米  アメリカ

NYSE(ニューヨーク証券取引所)

Nasdaq(ナスダック)

AMEX(アメリカン証券取引所)

カナダ* TSE(トロント証券取引所)
ヨーロッパ イギリス LSE(ロンドン証券取引所) 
*電話取引のみ。
**別途登録が必要。 

投資できる主な商品


株式〈証券〉 「取引できる市場」の表参照。シンガポール株式の売買手数料は0.28%(最低25シンガポールドル)。
シンガポール、香港、マレーシアの主要銘柄は、差金決済による「CFD」で取引できる(カラ売りも可)。
オフショアファンド〈証券〉 40社400本以上。通常5%の販売手数料を1.5~2%にディスカウント。最低投資額1,000シンガポールドル。
債券〈証券〉
短期(90日以内)シンガポール国債。最低投資額1,000シンガポールドル。
デリバティブ〈フューチャーズ〉 SGXのほか、CME、CBOT、EUREXなど世界の主要市場の株価指数先物、金利・債券先物、通貨先物および商品先物。日経225先物・オプションは大証、SGX、CMEの3市場で取引可能。
為替FX〈フュチャーズ〉 10万米ドルのフルサイズ(為替FX)と、1万米ドルのミニサイズ(ミニ為替FX)。ドル/円のスプレッドは2~3銭。
FX Invest〈フューチャーズ〉
預金通貨の両替。ドル/円のスプレッドは25銭程度。
 

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