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【Q-005】SWIFTを使った海外送金はどのように行なわれるのですか?
SWIFTは自らの役割を「国際送金における郵便局」と説明しています。郵便物がいったん本局に集められてから配達されるように、SWIFTは送金元の金融機関から暗号化された送金メッセージを受け取り、それを送金先の金融機関に配達するのです。 下図は、山田太郎さんが三菱東京UFJ銀行(MUFG)からサンタンデール・プラベートバンキングに米ドルを送金する際のSWIFTの指示です。 1行目と2行目は送金元銀行とコルレス銀行の情報で、「BOTKJPJT」は三菱東京UFJ銀行(旧東京銀行)、「BKTRUS33」はドイチェバンク・アメリカ(旧バンカーストラスト)のSWIFTコードです。 「20」と「23B」の項目は、送金銀行が指定する参照コード。これで個別の送金情報を特定できます。 「32A」の項目は、送金日+通貨+送金金額、「50K」は送金依頼人で、2012年7月1日に山田太郎さんが1万米ドルの送金依頼を行なったことが示されています。 フィールド「57A」は受取銀行であるサンタンデール・プラベートバンキング(旧アビーインターナショナル)のSWIFTコード、「59」には受取人である山田太郎さんの名前と口座番号が記されています。 こうした定型フォーマットでMUFGからSWIFTに暗号化されたデータが送られ、コルレス銀行であるドイチェバンク・アメリカと送金先のサンタンデール・プラベートバンキングに配達されます。その指示に従って1万ドルはMUFGニューヨーク支店からドイチェバンクニューヨーク支店に送金され、サンタンデール・プラベートバンキングのコルレス口座に入金されるのです。 <最終更新:2012/07/01> ※なお、下記のフォーマットは2006年時点での指示書です。現在は変更されていますので、参考としてお使いください。
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