2018年12月10日

TAX ID(マイナンバー)の登録について

Philiip Futures証券に口座を保有している方には、登録しているメールアドレス宛てに、TAX IDの登録通知が送られています(メールのタイトルは Notice on International Tax Compliance)。

メール内からダウンロードできる書類に記入のうえ、メール添付もしくはFAXにて、返送してください。

書類は、こちらからでもダウンロードが可能です。
Acknowledgement & Agreement to Comply with Regulatory Requirements form

2015年06月02日

口座開設用書類が追加されました


Phillip証券の口座開設申込書類ですが、『実践マニュアル』等で紹介していた口座開設申込書とW-8BENのほかに、以下の2つの書類が必要になりました。
 
1) PDPA(個人情報利用に関する同意書および納税国申請書)
2) RWS(リスク警告文書) :シンガポール以外の市場の商品に関するリスクおよび手数料について
 
詳しくは直接フィリップ証券poems_otoiawase@phillip.com.sgまで、お問い合わせください(日本語でOK)。
 
 
 

2014年02月12日

フィリップフューチャーズのマーケットデータの利用条件が変わります

フィッリプフューチャーズが現在、口座保有者に無料で提供している取引所のマーケットデータですが、2月17日(月)より、CME、SGX、HKEX、LMEについて、過去2カ月間に1度も取引がないか、その時点で建玉のない取引所のデータの提供は、停止されることになりました。

2013年10月01日

フィリップフューチャーズの日本語対応時間が変更になっています

フィリップフューチャーズの日本語での対応時間が変更になりました。

月曜~金曜日の午前9:00~午後6:00(シンガポール時間)で、フィリップ証券と同じです。

なお、シンガポールと日本の時差は1時間です。 

  

2012年07月17日

フィリップ証券の初回最低入金額が変わっています

フィリップ証券の口座開設時の最低入金額が、5,000シンガポールドルに変わっています。

フィリップフューチャーズの最低入金額は、10,000シンガポールで変更はありません。

 
 

2012年07月01日

連絡先

 
【フィリップ証券】(株式・ファンド・債券)
●住所
Phillip Securities Pte Ltd.
250 North Bridge Road
#06-00 Raffles City Tower
Singapore 179101
 
●電話番号
+65-6531-1555(カスタマーサポート)
+65-6338-6597(日本語サービス)
※月曜~金曜日9:00AM~6:00PM〈シンガポール時間〉
 
●HPアドレス
http://www.poems.com.sg/(日本語サイトあり)
 
●Eメールアドレス
poems_otoiawase@ phillip.com.sg (日本語OK)
 
【フィリップ・フューチャーズ】(先物・為替FX)
●住所
Phillip Futures Pte Ltd.
250 North Bridge Road
#07-01 Raffles City Tower
Singapore 179101
 
●電話番号
+65-6538-0500(カスタマーサポート)
+65-6531-1789(日本語サービス)
※月曜~金曜日9:00AM~6:00PM〈シンガポール時間〉
 
●HPアドレス
http://www.phillipfutures.com.sg/(日本語サイトあり)
 
●Eメールアドレス
poems_otoiawase@ phillip.com.sg (日本語OK)
 
 

口座の特徴

 
メリット
●ひとつのプラットフォームで証券取引(株式、ファンド、債券)とデリバティブ取引(先物・為替FX)が可能
 
●SGX、大証の日経225先物・オプションのオンライン取引が可能
 
●為替FX、ミニ為替FXに対応
 
●日本から郵送で口座開設可能
 
デメリット
●証券と先物口座を別々に開設しなければならない
 
口座開設の条件
【フィリップ証券】
●必要書類
<郵送の場合>
・口座開設申込書(HP上からダウンロード可能)
W-8BEN(HP上からダウンロード可能)
・パスポートのコピー2部(要認証)
住所証明書類(現物、発行日から3カ月以内の銀行残高証明書)
 
<シンガポールの支店窓口の場合>
・パスポート
住所証明書類(現物、発行日から3カ月以内の銀行残高証明書)
 
●手続き方法:郵送、現地窓口
 
【フィリップ・フューチャーズ】
●必要書類
<郵送の場合>
・口座開設申込書(Eメール等で依頼をするとPDFファイルなどで送ってくれる、要サイン認証)
・パスポートのコピー(要認証)
住所証明書類(現物、発行日から3カ月以内の銀行残高証明書)
 
<シンガポールの支店窓口の場合>
・パスポート
住所証明書類(現物、発行日から3カ月以内の銀行残高証明書)
 
●手続き方法:郵送、現地窓口
 
口座の特徴
【フィリップ証券】
●取扱通貨:シンガポールドル、米ドル、香港ドル、日本円
 
●口座の種類:信託口座 Custodian(現金取引用口座)、マージン口座 Margin Trading、キャッシュ・マネージメント口座 Cash Management など
 
●投資商品:シンガポール・日本などのアジア6市場、北米2市場、イギリス市場の株式取引、シンガポール・マレーシア・香港主要銘柄のCFD取引(差金決済による信用取引、カラ売り可)、シンガポールで登録されたオフショアファンド、短期シンガポール国債、上記4通貨のMMF
 
●利用ツール:インターネットツール「POEMS」、電話取引**市場による
 
●手数料:シンガポール株式売買手数料0.28%(約定代金による。最低25シンガポールドル) 、その他、開設する口座の種類によって異なる
 
●最低預入額:5,000シンガポールドル
 
【フィリップ・フューチャーズ】
●取扱通貨:シンガポールドル、米ドル、香港ドル、日本円、ユーロ、英ポンド、オーストラリアドル、ニュージーランドドル、スイスフラン、カナダドル
 
●口座の種類:先物口座
 
●投資商品:SGX(シンガポール取引所)のほか、CME・CBOT・EUREXなどの世界の主要市場の株価指数先物、金利・債券先物、通貨先物・商品先物。大証の日経225先物・オプションや日経225ミニも取引可能
 
●利用ツール:インターネットツール「POEMS」、上位ツール「POEM Professional」など
 
●手数料:日経225先物1,200 円など。為替FXのスプレッドはドル/円2~3銭
 
●最低預入額:10,000シンガポールドル
 
 

概要

 
シンガポールのインターネット証券
フィリップ証券 Phillip SecuritiesおよびフィリップフューチャーズPhillip Futuresはシンガポールの大手金融グループ、フィリップキャピタルPhillip Capitalの系列金融機関。1996年にシンガポール初のインターネット取引システム「ポエムズ POEMS(Phillip's Online Electronic Mart System)」をスタートさせた。

フィリップグループはシンガポール以外に香港、中国、マレーシア、タイ、インドネシア、スリランカ、イギリス、フランスで事業展開しており、日本でも老舗証券会社の成瀬証券を子会社化して話題になった。

POEMSは証券と先物(+為替FX)を同一プラットフォームで取引できる先進的なシステム。証券とフューチャーズの両方に口座を開設し、口座を統合することで、株式、債券、ファンド、世界の先物、為替FX取引など多種多様な取引を実現した(「取引できる市場」参照)。

郵送でも口座開設可だが、電話での本人確認が必要
両会社とも、日本から郵送で口座開設が可能。ただしフィリップ証券とフィリップフューチャーズは別会社なので、それぞれ口座開設手続きが必要。申込書や必要書類も異なる。証券口座の最低預入額は5,000シンガポールドル、先物口座(フューチャーズ)は1万シンガポールドル。

現地に行って口座開設手続きすることもできる。両社はラッフルズシティタワー Raffles City Towerの6階と7階に本社を構えているので、同時に訪問すると便利。

現地で口座開設する場合は、パスポートと住所証明書となる発行3カ月以内の英文の残高証明書および最低預入額以上の現金または小切手があればその場ですべての手続きが完了する。

郵送で口座開設する場合、証券は口座開設申込書(+W-8BEN)、パスポートのコピー2部、住所証明書類、フューチャーズは申込書とパスポートのコピー、住所証明書類が必要になる。いずれも申込書の所定欄とすべての書類に行政書士などの認証が求められる。

口座開設申込書の受付け後に本人確認の電話がかかってくる。内容はパスポート番号と生年月日などを確認する簡単なもの。

日本語サイト、日本語サービスも充実
口座開設方法や取引ツールなども複雑に思えるが、現在は日本語サイトも用意されているほか、日本語によるサポートも充実している。口座の開設および一般的な取引においては、とくに大きな問題はないだろう。

口座は預託・決済方法で区別
フィリップ証券の口座は、決済方法や証券管理方法等の違いによってかなり複雑。大きく分けると、購入した証券をフィリップ証券に預託するか、シンガポール版の「ほふり(証券保管振替機構)」に当たる「CDP(The Central Depository Pte Limited=シンガポール証券中央預託機関)」に預託するかの違い。

前者には一般的な現物取引用口座の「信託口座 Custodian」と、信用取引用口座「マージン口座 Margin Trading」がある。マージン口座はシンガポール内に銀行口座を保有していることが条件。いずれも四半期ごとに信託手数料(シンガポール株の場合16.05シンガポールドル)が発生するが、配当の受取りなど必要な手続きはすべて代行してもらえる(四半期に1回以上の株式売買があれば信託手数料も無料になる)。

後者はシンガポール内の銀行口座にGIRO(シンガポール国内の送金システム)を使って送金するか、フィリップ証券に現金を預けて運用してもらう。証券はCDP(ほふり)に無料で保管してもらえる代わりに、売買のたびにフィリップ証券とCDPとの間で証券の移管が必要になり、手数料が発生する(1銘柄あたり21.40米ドル)。

これらのことからシンガポール非居住者の場合、多くの人が利用できるのはフィリップ証券に預託をする「信託口座 Custodian」ということになる。信託口座でも、「CFD(Contract for Difference)取引」と「Excess Funds Management Services(MMF)」を追加することができる。

なお、シンガポールのマージン口座は日本の信用取引とは異なり、保有する株式を担保に株の購入資金を融資するタイプでカラ売りは不可。CFDは為替FXと同じ差金決済取引で、カラ売りもできる。

「Excess Funds Management Services」は口座の預り金をMMFで運用するもの。元本保証ではないものの通常よりも高い金利が期待できる。

証券とフューチャーズの口座統合
フィリップ証券のオンライン取引ツールが「POEMS」だが、フューチャーズではPOEMSの上位バージョンの取引ツールがいくつか用意されている。テクニカル指標を表示できるものや自動売買システムもあるが、このうち無料で利用できるのが「POEMS Professional」。オプションのネット取引が可能で、日本語版も用意されている。

ひとつのプラットフォームで証券取引と先物取引を行なうには証券口座と先物口座を統合する必要があるが、そうするとフューチャーズの取引ツールが利用できなくなってしまう。日経225先物・オプションを取引する場合は「POEMS Professional」のほうが優れているので、口座を統合しないほうがいいだろう。

送金先は通貨ごとに異なる
口座への入金は、電信送金を利用する。証券口座は、シンガポールドル・米ドル・香港ドル・日本円。フューチャーズの場合はこれらに加えてユーロ・英ポンドでの送金が可能。それぞれ送金先口座が異なる。

送金手数料がもっとも安いのは、日本のシティバンク銀行からフューチャーズへの円送金。フューチャーズはシティバンクシンガポール Citibank Singaporeに円口座を持っているので格安の海外送金が可能(詳しくは「海外証券会社」【Q-011】「海外証券会社」【Q-012】参照)。

フィリップ証券/フューチャーズから海外への送金は担当者宛に送金指示のEメールもしくはFAXを送ればいい。

証券口座と先物口座を併用するメリット
口座はどちらか片方だけ開設することもできるが、両方の口座を併用することで得られるメリットは大きい。

まず為替FXによって為替ヘッジができること。日経225ミニやS&Pミニを利用すれば、現物株の代わりにローコストでインデックス投資ができる。さらに、日本のシティバンク銀行からフィリップフューチャーズに送金された円資金は「FX Invest」で外貨に両替し、無料で証券口座に振り替えたり、DBS銀行などのシンガポール国内銀行に送金できる。

シンガポールの銀行口座と組み合わせる
フィリップ証券やフューチャーズを使いこなすには、シンガポール内の銀行口座と組み合わせるのがベスト。シンガポール国内に口座があればマージン口座も開設できるし、「EPS」と呼ばれるシンガポール国内の送金システムを利用して無料で入出金ができる。さらにはDBS銀行の口座と組み合わせれば、「Bill Payment(請求書払い)」サービスを利用して手数料無料で資金移動が可能になる。
 
 

取引できる市場

 
【フィリップ証券】
エリア 証券取引所

アジア

シンガポール SGX(シンガポール証券取引所)
香港 HKEx(香港証券取引所)
日本 TSE(東京証券取引所)
中国* SSE(上海証券取引所・B株)
SZSE(深圳証券取引所・B株)
韓国* KRX(韓国証券取引所)
インドネシア* IDX(インドネシア証券取引所)
タイ SET(タイ証券取引所)
フィリピン* PSE(フィリピン証券取引所)
マレーシア Bursa Malaysia(マレーシア証券取引所)
オーストラリア* ASX(オーストラリア証券取引所)
スリランカ* CSE(スリランカ証券取引所) 
北米  アメリカ

NYSE(ニューヨーク証券取引所)

Nasdaq(ナスダック)  

カナダ* TSX(トロント証券取引所)
ヨーロッパ イギリス LSE(ロンドン証券取引所) 
EU

FXB(フランクフルト証券取引所)

Euronext Paris(ユーロネクスト・パリ) 

*電話取引のみ。
 
【フィリップフューチャーズ】
<株式指数先物>
エリア 取引所

アジア

シンガポール SGX(シンガポール取引所)
香港 HKFE(香港先物取引所)
日本

OSE(大阪証券取引所)

TSE(東京証券取引所)

韓国 KSE(韓国証券取引所)
マレーシア KLOFFE(クアランプール先物オプション・先物取引所)
オーストラリア SFE(シドニー先物取引所)
北米 アメリカ

CBOT(シカゴ商品取引所)

CME(シカゴ先物市場)

ヨーロッパ イギリス LIFFE(ロンドン国際金融先物取引所)
EU

ICE(インターコンティネンタル取引所)

EUREX(ユーレックス)

 
<金利先物>
エリア 取引所

アジア

シンガポール SGX(シンガポール取引所)
日本

OSE(大阪証券取引所)

TSE(東京証券取引所)

北米 アメリカ

NYSE(ニューヨーク証券取引所)

Nasdaq(ナスダック)

ヨーロッパ イギリス LSE(ロンドン証券取引所)
EU

FXB(フランクフルト証券取引所)

Euronext Paris(ユーロネクスト・パリ)span>

 
<通貨先物>
エリア 取引所
北米 アメリカ

NYSE(ニューヨーク証券取引所)

Nasdaq(ナスダック)

 
 

投資できる主な商品

 
株式〈証券〉 「取引できる市場」の表参照。シンガポール株式の売買手数料は0.28%(最低25シンガポールドル)。
シンガポール、香港、マレーシアの主要銘柄は、差金決済による「CFD」で取引できる(カラ売りも可)。
オフショアファンド〈証券〉 300本以上。通常5%の販売手数料を1.5~2%にディスカウント。最低投資額1,000シンガポールドル。
債券〈証券〉 短期(90日以内)シンガポール国債。最低投資額1,000シンガポールドル。
デリバティブ〈フューチャーズ〉 SGXのほか、CME、CBOT、EUREXなど世界の主要市場の株価指数先物、金利・債券先物、通貨先物および商品先物。日経225先物・オプションは大証、SGX、CMEの3市場で取引可能。
為替FX〈フュチャーズ〉 10万米ドルのフルサイズ(為替FX)と、1万米ドルのミニサイズ(ミニ為替FX)。ドル/円のスプレッドは2~3銭。
FX Invest〈フューチャーズ〉 預金通貨の両替。ドル/円のスプレッドは25銭程度。
 
 

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