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PT哲学の基本概念(1)

 Dr. K.F.B. Weiss

(“The Offshore Manual & Directory”発行者)

 

ひとりひとりの主権

 簡潔に言えば、PT(Perpetual Traveler)とは単に、各国政府が当該人物を旅行者としてみなすよう事務的手続きを行なうことにすぎません。たんに通過(Passing Through)する"通りすがりの人"ということです。

 PTは、政府当局から単に"一時滞在(Parked Temporarily)の人物"と判断されることによって権力のくびきから逃れ、税金・兵役はもとより、訴訟や迫害を回避することが可能になります。

 多くの国民、市民とは異なって、PTは信仰によって迫害されることはありません。

 PTにはさまざまな意味があります。

 PTは、もしあなたが望むならば、納税者優先(Prior Taxpayer)、終身観光者(Permanent Tourist)、実質透明(Practically Transparent)、 隠遁訓練者(Privacy Trained)、 終身旅行者(Permanent Traveler)になることができます。

 もちろんPTであるあなたは、ひとつの土地に多くの時間、留まることが可能です。

 PTとは概念であり、ライフスタイルであり、世界を理解する方法であり、あなたがそれに身を置く立場です。

 人は一生PTであり続けることもできるし、一時的にPTになることもできます。

 今すぐPTにはなれないと考える人もいるでしょう。

 しかしその場合でも、PTの可能性について知り、危機が起こった際に備えてライフスタイルを修正する準備をしておくべきです。

 知識は、すでにあなたをPTへと導いています。

 可能性を思案する人(Possible Thinker)は、将来に備えて完全な準備(Prepared Thoroughly)をする人なのです。

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